事務所の運営方針
所長の玉利栄輝は、労働局・労働基準監督署に38年間にわたって勤務し、 その間労働条件の確保や労働災害防止対策の業務にたずさわってきました。
労務改善や従業員の福祉に積極的に取り組み、飛躍的に拡大・発展していった企業、 かたやこれらをないがしろにし、時代の変化にも乗れず衰退・退場していった企業など多くの
貴重な経験をしました。
また、数多くの労働災害に接し、遺族の悲痛な叫びや経営者の悲嘆にくれる姿を見るたびに 労働災害は本当に「本来あってはならないもの」だと痛感し、決意を新たに労働災害防止の
業務に取り組んでいました。
いま、厳しい経営環境を反映して、サービス残業、長時間労働による過労死などが一向に 減少しない状況にあり、これららの改善がまたれるところです。
また、労働災害は減少したとはいえ、いまだに死亡災害は後を絶たない状況にあります。
企業が社会に認知されて存続繁栄していくためには、単に製品が売れ、工事完工高が高い というだけではなく、法令順守を徹底し、労働者福祉の向上などを通じて社会に貢献していくことが求め
られますし、大きな労働災害や過労死事故等をを起こせば国民の指弾を受け、 企業の存立が危うくなることを経営者は肝に銘ずるべきです。
玉利労務安全事務所では、永い労働基準行政の経験を生かして、中小企業における労務改善、 労働災害防止対策の推進を懇切・丁寧に支援し、被災者・被保険者の生活支援のため的確で
迅速な事務処理を行います。
所長のプロフィール
・ 1946年鹿児島県大島郡に出生
・ 1969年厚生労働省(当時は労働省)に労働基準監督官として任官
・ 以後、労働局、労働基準監督署に勤務
・ 2006年鹿児島労働基準監督署長で退官
・ 2006年から2010年まで鹿児島県労働基準協会に勤務し、専務理事で退職